タイ② アユタヤと周辺の歴史地区

 今回は、タイのアユタヤー王朝の遺跡についてまとめます。

というのも、二年前にわたしは多くの遺跡を訪れたのですが、

 

自分が何の遺跡を見たのかわかっていなかったんです。

 

それを整理するために、自分が訪れた遺跡を調べて書き出しました。

いずれも「アユタヤと周辺の歴史地区」として世界遺産に登録されている寺院です。

 

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聞きなれない寺院が多いと思います。「ワット」はタイ語で仏教寺院を意味します。

 

 

参考文献:『まっぷる タイ・バンコク'17』昭文社, 2016 

 

(1)アユタヤと周辺の歴史地区

 

アユタヤはバンコクの北に位置し、「平和な都」を意味します。

1351年からビルマ軍に侵攻される1767年まで

約400年にわたってアユタヤ朝の都として繁栄した都市です。

 

 

1.ワット・マハータート

 

1374年に3代目の王によって建立されました。

1767年にビルマ軍に侵攻されて破壊されるまで建設や修復を続けた大寺院です。

 

菩提樹に囲まれた仏頭がシンボルとなっています。

これはビルマ軍が切り取って放置した仏像の頭部が

長い年月の間に木の根に取り込まれ、このようになったそうです。

 

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写真を撮るときは

仏頭よりも自分の頭が低くなるように、かがんで撮らなければならない

のですが、無知だったわたしはそのまま撮影してしまいました。ごめんなさい。

 

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観光客が絶えません。ちゃんとかがんで撮っている人もいますね。

 

 

2.ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット

 

15世紀の建立とされています。

高さ17mの、輝く金箔の仏像が有名です。

 

個人的に気になったのはコチラ

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タイには仏像に金箔を貼る風習があります。

金箔を貼ると徳を積めるという信仰があるからです。

 

これに加え、現地の友だちは「貼ったところにご利益がある」と言っていました。

目の病気があれば目に貼ればいいし、鼻が悪かったら鼻に貼ればいい。

 

じゃあ聞き上手になりたかったら耳に貼ればいいのかなーと考えたり、

ほっぺに貼ったらどうなるんだろう?と考えたりしました。現世利益ばかり…

 

 

3.ワット・ローカヤスッター

 

高さ5m、長さ28mの涅槃仏(ねはんぶつ)です。

涅槃仏はその姿から寝仏、寝釈迦像とも呼ばれます。

ブッダが入滅(釈迦・菩薩・高僧などが死ぬこと)する際の様子を表しています。

 

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4.ワット・チャイワッタナーラーム

 

プラサート・トーン王が1630年に母のため、および即位の記念として建てました。

 

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個人的に気になったのは右側の、頭のない仏像。

1767年にビルマ軍が侵攻した際、仏像の首だけ切って持って帰ったそうです。

また、昔アンティーク屋が仏頭を高値で欧米人に売ったという説もあります。 

 

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5.ワット・プラ・シー・サンペート

 

 1491年に完成したアユタヤー王室の守護寺院です。

 

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アユタヤではじめて遺跡をみたときは「おぉーっ!」と感激したのですが、

4の「ワットチャイ・ワッタナーラーム」と

5の「ワット・プラ・シー・サンペート」に関しては

 

何がちがうんだよ!

 

と思っていました。

そのときは暑さのあまり体力が限界でした。

 

ところが!ちゃんと調べるとはっきりとした違いがありました。

以下、四角で囲っている部分は前述した

まっぷる タイ・バンコク'17』を引用しています。

 

 

 (2)チェディの建築様式

 

チェディとは、釈迦や王などの遺骨が納められている仏塔のことです。

インドのストゥーパが起源とされています。

 

宗教施設に塔が付随していることは多くて

インドの仏塔「ストゥーパ

イスラームのモスクに付随する塔「ミナレット

のように、世界にはさまざまな塔があります。

 

今回はタイの塔「チェディ」の建築様式を見ていきます。

 

 1.つぼみ型

 スコータイ様式に見られ、

重なった土台の上に蓮のつぼみのような尖塔がそびえる。

アユタヤには少ない。

 

2.プラーン形

クメール様式に見られ、ヒンドゥー教の宇宙観が表現されている。

アユタヤにも数多くみられる。

 

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先ほどの「4.ワット・チャイワッタナーラーム 」がクメール様式です!

 

3.釣鐘形

セイロン様式に見られる釣鐘形。

水平なラインを意識して横にいくつか並べられることが多い。

 

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「5.ワット・プラ・シー・サンペート」はセイロン様式です!

 

 

「建築」という観点から見ると、

似たような遺跡にも違いがあることがわかりました。

  

 以上、「アユタヤと周辺の歴史地区」についての記事でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。