東京百景

 

「東京の大学に進学してよかったことは何ですか?」

 

高校生のとき、国語の先生に聞いたことがありました。

 

 

「そうですね~」

 

 

「ぼくは文学部にいたんですけど」

 

「ゼミで小説の舞台になった町を実際に歩いたときは感動しましたね~」

夏目漱石とかのね」

 

 

「そういう場所にすぐ行けるのが東京のいいところだと思います」

 

 

 

その頃はピンとこなかったのですが、なんかいいなと思いました。

 

 

 

それから二年が経ちました。

東京が好きになりました。

 

 

自分が「東京好きだわぁー」

と思う理由は先生と似ていて

 

まち歩きが楽しいからです。

 

交通の便が良くてどこでも気軽に行けますし、

昔から現在まで、歴史がぐちゃぐちゃに

混ざっているのがおもしろいです。

街が毎日絶えずにアップデートし続けているのがおもしろいです。

 

見どころが多く、行きたい場所が尽きません。

上京したてのときはすべてが新鮮で、

毎日旅をしているみたいでした。

 

 

 

東京のまちに関連して好きな本があります。

 

ピース又吉さんの「東京百景」という本です。

 

 

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目次をみると

 

一、 武蔵野の夕陽

二、 下北沢駅前の喧噪

三、 日比谷野外音楽堂の風景

四、 三鷹下連雀二丁目のアパート

五、 東郷神社

 

 というように、具体的な東京の風景を題材に100編の文章を綴っています。

 

又吉さんは大阪で生まれ、

芸人になるため18歳で上京しています。

当時の苦悩を交えて、新鮮な切り口で

東京の風景を描写しています。

 

 

わたしは別に熱狂的なファンではないのですが

「東京百景」を読んで以後、

新しい土地を訪れる度に

 

「あ、ここ又吉が来たとこだ」

 

と思ってしまいます。この癖をやめたいです。

おそらく本人からしても迷惑な話だと思います。

でもこの本は好きなので、売ったりせず

本棚にしまって、たまに出して読んでいます。

 

 

この本は

 ①長年東京に住んでいる・住んでいた人

 ②上京して慣れてきた人

が楽しめると思います。

出てくる地名の雰囲気をイメージできる方が面白さ倍増です。

 

特に②の方は、自身が上京したときの心細さやわくわく感を

客観的に思い出しながら読めるかもしれません。

 

 

以上です。まとめると、

 ・東京はまち歩きが楽しいから好き

 ・ピース又吉の「東京百景」がおもしろい

という話でした。